多穀麹®

多穀麹®は、7種類の穀物(大麦、あわ、ひえ、きび、タカキビ、紫黒米、米)を麹菌で発酵させた機能性素材です。麹菌が産生する高い酵素活性が特長です。生菌タイプの多穀麹®50M、殺菌タイプの多穀麹®BFをご用意しています。

基本情報

期待出来る機能・便通改善
・消化吸収改善
・脂肪蓄積抑制
形状粉末
溶解性不溶性
規格項目プロテアーゼ活性:陽性
α-アミラーゼ活性:陽性
表示例穀物麹(大麦、あわ、ひえ、きび、
タカキビ、紫黒米、米粉)
納品形態多穀麹®50M:10㎏
多穀麹®BF:1kg
推奨摂取量500~600㎎/日
備考多穀麹®はヤヱガキ醗酵技研㈱の
登録商標です

※このページに記載している情報は、健康食品等の業界関係者を対象にしており、製品の効果・効能を謳うものではございません。

目次
1.多穀麹®の開発ストーリー
 1-1 麹の有用性
 1-2 多穀麹®による食物酵素の補給
 1-3 多穀麹の製造方法
2. 詳細データ
 2-1 食物酵素の安定性
 2-2 消化吸収改善効果
 2-3 便通改善効果
 2-4 体脂肪・腸内細菌叢改善効果

1.多穀麹®の開発ストーリー

  • 1-1 麹の有用性

麹とは、米や麦、大豆などに、微生物の麹菌を繁殖させたもので、発酵食品を作るときに使われます。麹菌はカビの仲間ですが、食品を腐敗させるのではなく、発酵により味や栄養を高めてくれる良いカビです。カビを使った発酵食品は、乳が原料のブルーチーズや大豆が原料のテンペなど、世界各地に見られます。しかし、麹菌を使っているのは日本だけで伝統的な発酵食品の製造には欠かすことができません。したがって、麹菌は日本国の菌「国菌」に指定されています。
麹の役割は、麹菌が生産する無数の酵素が原料の成分を分解、変換することで味、匂い、風味、機能性を向上させることです。
つまり、麹の良さは活きの良い(活性の高い)酵素が残っているかどうかが重要となります。

  • 1-2 多穀麹®による食物酵素の補給

戦後の高度成長期から日本では脂質、動物性タンパク質の割合の高い食事を多く摂るようになり、『食の欧米化』として美味しく豊かな食生活を送るようになりました。しかし一方でそういった食生活が様々な生活習慣病の一因となっている事が分かってきました。麹はその高い食物酵素活性により、昔から生活の知恵として食品の消化を助ける様々な発酵食品に用いられてきました。上記の社会背景と麹の有用性に着目し、多穀麹®は7種類の穀物を麹菌で発酵させることで動物性たんぱく質の消化などを、麹菌が作る食物酵素により助ける食品原料として開発されました。

  • 1-3 多穀麹®の製造方法
あわ、ひえ、きび、たかきび、大麦、紫黒米、米粉の7種類の穀物を混合し麹菌で発酵させます。麹菌が生きたまま微粉末化した多穀麹®50Mと、食物酵素活性は維持されたまま麹菌を殺菌、微粉末化した多穀麹®BFの2種類があります。

2. 詳細データ

  • 2-1 食物酵素の安定性
加速試験:40℃ 2カ月間保存前後の酵素活性

多穀麹®はタンパク質を分解する効果が優れています。また左図のように海外品酵素製剤例に比べ、タンパク質分解酵素活性の経時変化が少ない事が加速試験で確かめられています

  • 2-2 消化吸収改善効果
被験物質総アミノ酸量(mg/L)
カゼイン39.6
多穀麹®50M63.4
多穀麹®50M+カゼイン6,280
人工胃液中酵素活性測定試験

人工胃液(pH1.2)に被験物質を37℃で2時間反応させた所、カゼインに多穀麹®を添加した場合のみタンパクの分解が行われ多穀麹®の酵素活性が人工胃液中でも維持される事が確認されました。

マウス胃・小腸遊離アミノ酸量測定試験

マウスに通常飼料(対照群)と通常飼料に10%穀物飼料を加えた群および10%多穀麹®を加えた群の胃・小腸内容物のアミノ酸量を調べた所、何れも多穀麹®添加群でアミノ酸量の増加が確認されました。

  • 2-3 便通改善効果
   多穀麹®摂取による便回数・残便感の変化

【試験概要】
排便回数が2日に1回以下の健常人モニターを用い、多穀麹®の便通改善効果を調べました。ポジティブコントロールとしてビフィズス菌投与群と比較し、2週間摂取前後で排便回数と残便感(1点:無し、4点:有り)のスコアを評価しました。

被験者5名(便秘傾向の健常人モニター)
試験サンプルビフィズス菌(40mg/day)または多穀麹®50M(500mg/day)
期間14日間
試験方法単盲検クロスオーバー試験、サンプル14日間摂取後、7日間のウォッシュアウト期間を設け、さらに14日間サンプルを摂取

【試験結果】
多穀麹®摂取により排便回数は増加する傾向が確認され、残便感についても低下する傾向が認められました。

  • 2-4 体脂肪・腸内細菌叢改善効果
           多穀麹®摂取による体組成変化
     多穀麹®摂取による腸内細菌叢組成変化

【試験概要】
多穀麹®の肥満傾向の健常人の体組成に及ぼす影響と腸内細菌叢の変化を調べるため、ヒト介入試験を実施しました。BMI20以上かつ体脂肪率28%である健常成人女性を対象にプラセボ比較試験を行いました。

被験者20名(10名/群)(BMI20以上かつ体脂肪率28%以上の健常人女性)
試験サンプルプラセボ群:酵素を失活させた多穀麹®50M(3.0g/day)
多穀麹®50M群 :多穀麹®50M(500mg)と酵素を失活させた多穀麹®50M(2.5g)の混合物(計3.0g/day)
期間90日
試験方法単盲検プラセボ対照試験、①試験開始前に体組成測定および便サンプルの採取を行い、各群10名づつ割り当てた②被験食を1日1回自由摂取させ、摂取開始1か月後、2か月後、3か月後に体組成測定および3か月後には便サンプルの採取を行った

【試験結果】
プラセボ群に比べ多穀麹®50M群では体脂肪率、体脂肪量の有意な低下が認められ、また筋肉量の増加傾向がありました。また便サンプルから腸内細菌叢の変化を推測した所、多穀麹®50Mの摂取でLactobacillalesとBifidobacteriumの増殖傾向が確認されました

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